住宅ローン控除の改正

令和8年度税制改正では、この住宅ローン控除が大きく見直されました。

これまで令和7年末までとされていた住宅ローン控除は、令和12年(2030年)12月31日までに入居した人を対象として5年間延長されました。

今回の改正で特に注目されているのが中古住宅への優遇強化です。

一定の省エネ性能を満たす既存住宅(中古住宅)については、

  • 借入限度額の引き上げ
  • 控除期間が13年
  • 子育て世帯・若者夫婦世帯への上乗せ措置  が適用されます。

床面積は従来は原則50㎡以上が対象でしたが、一定条件を満たせば40㎡以上50㎡未満の住宅も住宅ローン控除の対象になります。

主な条件は、

  • 合計所得金額1,000万円以下
  • 一定の住宅要件を満たすこと

などです。

令和8年度以降の住宅ローン控除は、省エネ性能を重視した制度設計へと移行しています。

認定長期優良住宅やZEH水準省エネ住宅などは、一般住宅よりも高い借入限度額が設定されています。

住宅購入時には価格だけでなく、省エネ基準への適合状況も重要な判断材料になりそうです。

一方で、省エネ性能が低い新築住宅については優遇措置が縮小されます。

住宅ローン控除を最大限活用したい場合は、住宅の性能証明書や省エネ基準適合の有無を事前に確認しておくことが重要です。