夏の熱中症対策に活用できる補助金のご紹介

猛暑対策に活用できる「エイジフレンドリー補助金」について

 

 

猛暑日が続く昨今、作業現場や工場、物流倉庫、屋外作業を抱える中小企業にとって「熱中症対策」は命に関わる重要なテーマです。特に、60歳以上の労働者は加齢により体温調整機能が低下しやすく、若年層と比べて熱中症のリスクが格段に高いとされています。

そんな職場の暑さ対策に活用できるのが、『エイジフレンドリー補助金』です。今回はこの補助金について簡単にご説明します。


エイジフレンドリー補助金とは?

エイジフレンドリー補助金は、高齢労働者の労災防止や健康確保を目的に、中小企業の職場改善を支援する制度です。以下の4つのコースがあります。

  • 総合対策コース
     専門家によるリスクアセスメントと設備導入を支援。補助率4/5、上限100万円。

  • 職場環境改善コース
     段差解消や手すり設置など高リスク作業の安全対策。補助率1/2、上限100万円。

  • 転倒・腰痛予防の運動指導コース
     労災加入労働者5人以上を対象に専門家の運動指導を実施。補助率3/4、上限100万円。

  • コラボヘルスコース
     健康教育やストレスチェックなど、全社員を対象とした取り組み。補助率3/4、上限30万円。


補助金を活用した熱中症対策例

対策内容 補助対象コース 補助内容のポイント
工場・倉庫への大型扇風機・スポットクーラー設置 職場環境改善コース 補助率1/2、上限100万円
休憩所の冷房設置や日除け対策(テント・冷風機) 職場環境改善コース 同上
高温下作業者への空調服・冷却ベスト支給 職場環境改善 or 総合対策コース 条件により対象
高齢者向け熱中症予防教育や運動指導 転倒・腰痛予防の運動指導コース 補助率3/4、上限100万円
社員全体への熱中症対策セミナー実施 コラボヘルスコース 補助率3/4、上限30万円

申請受付期間

2025年(令和7年)5月15日~10月31日
※予算がなくなり次第、締切となりますのでご注意ください。


詳しい情報や最新の公募要領については、以下の公式サイトをご覧ください。
エイジフレンドリー推進協会公式サイト